いつからか、私は「意味」を探すようになっていました。
なぜ人は節目を祝うのだろう。
なぜ人は節目に集まるのだろう。
なぜ毎年同じように、季節の行事を繰り返すのだろう。
そして、意味が見えなくなっても、人はなぜ儀式を手放さなかったのだろう。
調べれば由来も歴史もわかります。
けれど私が知りたかったのは、知識としての答えではありませんでした。
そんな問いを追いかけるうちに、気づいたことがあります。
人は意味がわかると、大切にできる。
意味が見えなくなると、形だけを繰り返すことになってしまう。
それは結婚式だけではありません。 七五三も、お盆も、お正月も— 人生のあらゆる節目に。
本来そこには、誰かを想う気持ちや、幸せを願う祈りが込められていました。 時代は変わります。暮らしも変わります。
儀式の形も、これからも変わり続けるでしょう。 けれど、人を想う心まで消えるわけではありません。
だから私は、昔の形をそのまま守りたいのではなく、その奥にある意味や願いを、
今を生きる言葉で伝えていきたいと思っています。
人生の節目を丁寧に迎えること。 季節の巡りに目を向けること。 受け継がれてきた文化に、静かに耳を傾けること。
それはきっと、自分の人生そのものを大切にすることにつながっている‥ 私はそう信じています。
この場所では、儀式や年中行事に込められた意味をひもときながら、
受け継がれてきた想いを、今を生きる言葉で綴っていきます。