【結婚式】入籍が済み、挙式は半年後、お祝いを頂いた方へのお返しはいつすればいいですか?
Q) 入籍が済み、新生活を初めています。結婚式は半年後の予定です。会社関係やお友達からお祝いをいただきました。お祝いのお返しはどのタイミングで渡せばいいのか困っています。友人は披露宴に呼びますが、会社関係の方は呼ぶ方と、呼ばない方がいます。
A) お返しは挙式後が一般的ですが、関西地区(一部中部地区)はその場で「お多芽」をお渡しすることがあります。
地域によっても異なりますが、最近では挙式後に「無事に挙式をあげました、ありがとうございました」と、ご報告を兼ねてお返しすることが多くなりました。披露宴にお招きする方はお引き出物がお返しになりますしね。ただ、関西の方や三重 愛知の一部地域には「お多芽」という習慣があります。これは結婚式や出産などのお祝いごとで、お祝いを持ってきてくださった方へ、頂いたものの1割程度をお返しする習慣です。おいそがしい中、わざわざ時間をさいて、お祝いを届けてくださった方への感謝の気持ちの表れなんですね。
昔は、お重箱にお菓子などを入れ、これを贈り物(御祝など)として頂いた際に、 「このお重箱をきれいに洗ってお返しします。」という意味を込めて、 このお重箱に真っ白の紙である半紙などを入れてお返ししていました。
この「真っ白な紙」と言うのが、重要なポイントのようで、贈り物を頂くと、半紙や懐紙などを「お多芽紙」としてお返しするようになったそうです。 また、昔は、丁稚さんがこの贈り物を持って、ご主人様の御供をしたので、丁稚さんにお駄賃を渡していました。このようなところから、半紙などのお多芽紙と共に、1割のお金をお返しするようになったそうです。そのため、この1割のお金には交通費的な意味合いもあるんですね。 京都では、交通費の意味から、誰から贈り物を頂いても、1割のお金を入れます。 大阪では、丁稚さんのお駄賃と言うことから、目上の方に、お金を入れるのは失礼にあたるとして入れないそうです。
お祝いを頂いた際、手ぶらでお帰りいただくのはちょっと・・・。そんな時は「お多芽」に習って、懐紙でなくてもほんの「気持ち」をお渡ししてもいいと思います。 最近では、懐紙だけでなく、風呂敷だったりご祝儀袋でご用意される方も多いようですよ。
お祝いする側 お祝いされる側の「思いやり」の気持ちですから・・・。 参考までに・・・私は女性の友人には「懐紙」仕事関係の方には「お砂糖」をお渡ししました。
変わること。変える事ももちろん素晴らしいけれど、こうした、「思いやり」のキャッチボールのように、変わらないこと、続けることも大切だと思うのです。
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